古い? いやいや先月最新エピソードが公開されたばかりなんだよ! ~ラグナロクオンライン~

先月実装されたばかりの新エピソード

「ラグナロクオンライン」、パソコンだけでなく、何らかのゲームをプレイしたことがある人なら聞き覚えがあるタイトルじゃないかな? それもそのはず、本作は、かつて常時接続人数1万人以上の記録を誇った大人気MMORPGなのだ。その人気は台湾、中国、アメリカ、フィリピン、シンガポール、フランスなどなど、世界中で運営されていたほど。確かに古い作品かもしれないが、今なお運営され続けているのには理由がある。今回その理由、魅力を一つひとつ語っていこう。

目次

17年以上の歴史を持つ超有名MMORPG

 本作の運営は、17年も前の2002年12月1日から行われている(運営元の韓国は8月31日)。元々は、韓国で人気だった同名タイトルのマンガの世界観を取り入れて開発されたものであった。ゲーム自体だけでなく、その音楽のクオリティも高いことで知られ、ファンも多い。後年、家庭用ゲーム機やスマートフォン向けにプラットフォームを広げ、ゲーム以外でもアニメ化、ラジオ放送、コミックなど、あらゆる媒体にその名を広げていった。

イマドキのパソコンなら多少低スペックでも動作可能!

 さて、肝心の本作だが、要求されるパソコンスペックがかなり低い。現在発売されているものなら、ビジネスノートパソコンのようにグラフィックボードが搭載されていないモデルでも動く可能性が高い。これまでパソコンでゲームがしたいと思っていた人には、ぜひ試してもらいたい。ただし、インターネットにつながっている必要があることは言うまでもない。また、ノートパソコンの場合、マウスを別に用意しておくと格段にプレイしやすくなるぞ。

なんといってもカワイイ2Dドットキャラが魅力

新種族、ドラム

 本作の魅力の1つとして大きくとりあげたいことは、そのキャラクター(敵も含めて)がカワイイことだ。もちろん、オークやゴブリンといったイカツイやつらもいないわけではないが、その2Dのドット絵で描かれたキャラクターには、現在多くのリアル系ゲームとは違った可愛さがあるぞ。また、キャラクターたちがさまざまな感情表現をアイコンで示す“エモーション”が、これがまたカワイイ。チャットをしつつエモーションも送り合う、こうしたコミュニケーションが、なんともいえない心地よさを生んでいるのだ。また、2年前にはなるのだが、新種族「ドラム」を追加。このネコみたいな種族が、さらに可愛らしさに拍車をかけている。キャラ性能的には初心者向きで、操作性もよく、これから本作をプレイしようと思っている人にもオススメの種族だ。

歴史が物語る、その膨大なコンテンツ量

 17年の歳月はダテではない。その間蓄積されたコンテンツ量は、他の追随を許さないものになっている。モンスター、NPC、アイテム、装備品、土地(フィールド)、クエスト、イベントなど、その数、種類は膨大。だがもちろん、どれをどこから手を付けるかはプレイヤーの自由。ひたすらレベル上げに徹したり、用意されたエピソードを楽しんだりするのもよし、プレイヤー同士の対戦、またギルドというグループ同士での対戦といったものも用意されてる。その楽しみ方の広がりは終わりを見せず、つい先月も「EPISODE EDDA グラストヘイム」を実装したばかりだ。

月額課金制なのが逆に安心!

 現在リリースされている多くのオンラインゲームは、基本無料、アイテム課金というのが主流になってきているが、本作は30日1,500円の定額料金(ネットカフェでの1Dayチケットもある)で基本的にはこれ以外に料金はかからない。ただ、ユーザーの判断でスペシャルアイテムを購入できる「Shop Point」というものがあったり、有料のくじ式のアイテム販売を行っているが、これも買わなければプレイに支障をきたすというものではなく、あくまで楽しみ方を広げるもの。くじ式のものについては、JOGA(日本オンラインゲーム協会)が定める「ランダム型アイテム提供方式おける表示および運営ガイドライン」に沿ったものになっている。詳しくはリンク先を参照してほしい。

今なら2週間無料プレイが可能!

 さて、ここまで紹介してきて、現在オンラインゲームをプレイしたいと思っている方全員に、オススメできる内容だということがわかってくれたと思う。じゃあ、すぐ料金を払ってプレイしろ、とは言わない。現在(というかけっこう長い間)、最初の2週間を完全無料で楽しむことができる「トライアルサービス」が行われている。どこかの化粧品の売り文句のようだが、内容に自信があるから、お試しで無料プレイを提供しているのだ。マシンを問わない、内容の面白さ、ボリュームは保証されているのだから、プレイしないのは損だゾ。

ちょっと余談……天元のミニミニプレイ日記

プロンテラ
露天が並ぶプロンテラの様子

 紹介はここまでの予定だったが、筆者が久しぶりにプレイをしてみたので、その再現をちょっと書かせてほしいと思う。
 10年以上ぶりに再開するので、アカウントは消えていると思いきや、“Tengen”の名前がなんと残っていた。さすがにキャラクターデータまでは残っていなかったが、とりあえず自分というのがまだ記録にあったのは驚きだった。さて、新規でキャラクターを作り直して……、最初、新種族のドラムにしようかと迷ったが、ここは昔のシーフをやりたくて人間キャラを選択、ワールド(サーバー)は人口が多そうな“Breidablik(ブレイザブリク)”に決定した。
 プレイ最初の様相はだいぶ変わっていた。昔もチュートリアルはあったと思ったが、当時はノービスという入門的キャラで経験を積んだのち、ナイトやマジシャンといった一次職になっていくものだった。それが今回は、ノービスで始まるのは変わらないが、話を聞くだけでどんどんレベルが上っていき、いきなり一次職に転職することになった。当然、シーフを選んだ私は、今度こそ戦闘ありのチュートリアルに臨んだ。そのチュートリアルも、難易度がゆるやかに上がっていき、報酬で回復アイテムや攻撃アイテムをもらえたりするという、かなりの親切設計。バトルは相変わらず、マウスをクリックするだけの簡単設計。キーボードは、アイテムやスキルを使う以外はほとんど使わない。これも、今の複雑な操作を必要とするゲームとは違うところだ。あまりにも快適で楽しかったので、気がつくと5時間以上ぶっ続けでプレイしていた。
 プレイのしやすさはさらに上がっていたが、ゲームそのものは変わっておらず、最初の街ともいえるプロンテラに露天が並び賑わっていたのには目を細めてしまった。なんとも懐かしく、まるでホームタウンに帰ってきたような心境になっていた私だった……。

ラグナロクオンライン

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • チャトレのしおんです。
    10年前の世界に帰ってきたら、それはそれは素敵な心境になったことと思います。
    ヒカルの碁の佐為ちゃんもこんな感じだったのかな?
    ところで、天元さんは、ヒカルの碁は好きだったんだっけ?

    • コメントありがとうございます。
      ヒカルの碁ももちろん、本物の囲碁も大好きです。
      なので、こんな囲碁用語の天元というハンドルにしています。
      決して、マンガの登場キャラではありませんw

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