
天元です。
今回も指導碁を晒していきたいと思います。

今回はポイントとなったところを中心に振り返ります。

この模様は、動画でもアップしてますので、そちらもぜひご覧ください。

ではレッツ碁!
今回のポイント
今回のポイントはおおきく2つありました。
●コウを受けるか、ほっといて解消するか
●うまく、両方生きることができる手筋
コウってなんじゃらほい、手筋って何? という人は、下の記事の囲碁入門サイトをチェック!
対局開始!
今回も教えてくださるのは、村上深インストラクター。
置き石は5つ。
はてさて……。

5子置きからスタート。
これは、5~6級上の人との対局を想定してのハンデ。

さっそくポイントの1つ目。
右辺にコウが発生しています。
黒28とコウを取りましたが、白は左辺29とコウダテを打ってきました。
私はあわてて30と守ったのですが……。

前図、黒30と受けずに、この図の黒1と連続して取っておけばよかった。
当然、白は2と連打しますが、黒3、5と守ればOK。
白石2の上の黒石は半ばあきらめておけばいいし、もしかしたらこれが働くときがくるかもしれません。

実戦は、逆に白に連続で抜かれてしまって、右辺の黒はバラバラ。
左辺は少し安定したものの、これでは白の言いなりです。

気を取り直して、せっかく下辺黒32と入ったので、それを生かそうとしていたのですが、これも20点の打ち筋(村上先生談)。
もっといい打ち方がありました。
これがポイントの2つ目。
この図、下辺黒42と下からハネたのですが、これは……。

一度、黒1とハネを打っておいて、相手のハネをすぐに打たせないようにしておいて、白2とノビたところに、黒3とコスミつけるのが手筋。
黒5と切って、白6、8と暴れても、黒13まで。黒が取れてます。
結果、右下がすごいでかい黒地となり、黒おおもうけというワケ。

このとき、白が4と守っては、白はさらに大損。
黒5とワタって、下辺中央すぎまで黒地がさらにでかくなります。

実戦は、下辺黒42と下からハネたため、白の壁が下辺から右下にできてしまい、その上の黒が瀕死の状態に……。

どうにか生きたい思いで、必死にがんばります。
右辺黒66は、手を抜くと逆にそこに打たれて黒が全滅するため絶対の一手。

こうなると白に攻められる一方。
なんとなく、周りが白っぽくなっていって、真ん中(10の十)、いわゆる天元の石が孤立し始めました。
こいつはヤヴァイ。
右辺上、黒68なんて打ってる場合じゃなかった……。

この図、黒1と動いて、白2、4ときても黒5まで。
なんとかやっていけそう。
白6とふさいできても、今度はそこから一間トビなり、ケイマなりで上方向に逃げ出す余地はまだあります。
右辺の2子は捨てざるを得ないけど、このままでいくと、中央に白のでかい陣地ができてしまう。

実戦は、右辺の2子も生かそうとしたため、中央の石がピンチに。
また生きるために必死にもがく私でした。

ちょっと飛ばしますが、これで終局。
白36目の勝ちとなりました。
さて、いかがだったでしょうか?
教えていただける指導碁なのに36目はちょっとでかいですね。
でも、今回もすごく参考になる一局でした。
またご指導受けたら、掲載していきたいと思います。
それではっ!
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