Trip WiFi【基本料金無料】中国でもSNSやLINEが使えるWiFiサービス!!

最初に断っておきたいことがある。それはこの「Trip Wifi」が、最近たくさん出ている国内通信メインのクラウドWifiを利用したWifiサービス、ポケットWifiサービスとは違うことだ。のちほど詳しく紹介していくが、国内の特に普段使いの通信をこれだけでまかなおうとするとかえって割高になるから注意が必要だ。

さて話を戻すと、みなさんは国内や海外を旅行するとき、ネット環境をどのように確保するだろうか? だいたいの人は、空港に設置されているWifi貸し出しサービスか、各キャリアが用意している海外接続サービスを利用するのではないかな? でもそういうサービスは、空港で手続きを行うため時間がかかったり、各キャリアへの手続きが必要だったり、何より料金が国内料金の何倍もかかることが多い。そこで注目してほしいのがこの「Trip WiFi」だ。このサービスでは、あらかじめ端末を購入し、対応アプリをスマホに入れておけば、そこから利用料金を購入、すぐ現地でWifiを使用することができるのだ。そんな新しいWifiサービスとはどんなものなのか、詳しく見ていくぞ。

TripWiFiトップページ

TripWiFiトップページ.。まだ始まってひと月も経っていない新しいサービスだ

目次

基本料無料ーー使いたいときに、使いたいぶんだけ料金がかかる仕組み

現在、月額契約のポケットWifiサービスというもがたくさんサービスされているが、これはどれも普段使いのWifi利用を前提としているもので、使っても使っていなくても月額の料金が発生する。その点「Trip WiFi」は、基本料というもの自体がないので、端末(19,580円税込)をあらかじめ買っておけば、使うときにだけプランをチャージ(購入)して接続するという使い方になる。これは主に海外の使用で便利なのだが、国内で使う用途としては、契約しているキャリアのスマホや携帯電話のデータ量がオーバーしそうだ、というときにちょっとだけ追加で買いたいというときに便利だろう。もちろん、使わないなら一切料金はかからない。

国内をはじめ、100以上の国と地域で利用でき、中国でのSNS・LINEの使用も可能

「Trip Wifi」で使われる端末は、最近多く出てきたクラウドSIMに対応している。なので、SIMの抜き差しをすることなく、100以上の国と地域のどこでも電源を入れただけで最適な電波をキャッチして、ストレスフリーに使えてしまう。

みなさんは中国の「金盾工程(グレートファイヤーウォール)」というのをご存知だろうか。簡単に説明すると中国全土を大きな壁で囲んでネットを遮断し、私達が普段利用しているYoutubeやGmail・ツイッター、FacebookなどのSNSが使えなくしているものなのだ。
しかし「Trip WiFi」では、それを回避するVPNという回線を使い、イメージとしては「金盾」にトンネルをぶち抜いて、そこで自由に通信するといった形をとっている。これにより、使えなかったSNSなどが問題なく使えるようになるのである。

もちろん、国内でも使うことは可能で、普段使いに利用するのは料金の面でオススメできないが、キャリアのデータ使用量を少なめにしておいて、足りない分を「TripWiFi」で補ったり、国内旅行で少し使うくらいならば、経済的に利用できるかもしれない。

以下に、使い切り国内プランの料金の例を記しておく。

1GB 30日間 500円
3GB 30日間 980円
7GB 30日間 1,980円

海外利用の場合、一回の課金で7日間使える定額制、しかも500円~と安価

海外の場合、1GBを7日間まで(1日に1GBが7日間ではない)使えるプランが各エリアで設定されており、最安はアジアの500円。一番高くても南米やアフリカの2,500円と、ビジネスで利用するならばそれほど高くはないだろう。気になったのは、国内プランの7GB 1,980円のような、ボリュームディスカウントがなさそうなこと。これは筆者のほうで現在問い合わせているので、わかりしだい追記していきたいと思う。ちなみに、容量を使い切ると通信できなくなるので、それ以上の追加料金がかかるということはない。必要なら、アプリでプランを追加購入することで継続して使用することができる。

以下にいくつか渡航先をピックアップして、料金プランの例を記しておく。

1GB 7日間 500円 利用可能エリア(アジア)
中国、韓国、香港、台湾、インドネシア、ベトナム、マレーシア
1GB 7日間 700円 利用可能エリア(アジア)
シンガポール、マカオ、タイ、フィリピン、カンボジア、ラオス
1GB 7日間 1,000円 利用可能エリア(アメリカ、中南米)
アメリカ、ハワイ、グアム、サイパン、パナマ、プエルトリコ
1GB 7日間 1,200円 利用可能エリア(アメリカ、中南米)
カナダ、メキシコ、コロンビア、ベネズエラ、ウルグアイ、ブラジル、アルゼンチン
1GB 7日間 1,000円 利用可能エリア(ヨーロッパ)
フランス、スペイン、オランダ、ベルギー、オーストリア、ロシア、ハンガリー、デンマーク、スウェーデン、アイルランド、トルコ、リトアニア、ラトビア、キプロス、スロベニア、バチカン、ポルトガル、アランド島(オラン諸島)、イタリア、イギリス、ドイツ、スイス、チェコ、ギリシャ、ポーランド、フィンランド、クロアチア、アイスランド、ルーマニア、エストニア、ブルガリア、スロバキア、ウクライナ、モナコ、サンマリノ

もちろん、このほかにもたくさんの国と地域で利用することができる。

端末を買っておけば、急な出張などでもすぐ使える

このサービスの最大のメリットが、使わなければまったく料金が発生せず、使おうとするときにプランをチャージ(購入)しておけば、すぐに使えるという点だ。もちろんあらかじめ端末(19,580円税込)を購入しておく必要はあるが、これさえあれば、いつでもどこでも、使う分だけ料金を払えばいいことになる。キャリアの場合や空港でのレンタルWifiのように、煩わしい手続きや、高額なプランに入るということもない。

また、主要なハブ空港3つ(韓国・中国・香港)でトランジットする場合は、追加料金なしで使うことができる。さらに、料金設定が国ごとではなく、エリアごとなので、同一エリアを周遊する場合は再度課金する必要がなく、そのまま使い切るまで通信を行える。

まとめ:こんな人に「Trip WiFi」はオススメ!

こんな人にオススメのサービス!
●海外旅行が好きな人
●出張などで海外に行くことが多いビジネスマン
●海外で頻繁に通信機器を利用する人
●中国でもSNSなどを安心して使いたい人
●たくさんの国を周りたい人、またはその必要性がある人

まとめると、以上の人にはこのサービスはオススメできる。やっぱり特別な手続きなしで、ただプランをチャージ(購入)するだけで、あとは現地で端末の電源を入れれば、その瞬間からデータ通信が使えるというのはとても便利だ。また1つの国だけでなく、何カ国も周る必要がある人にも、国ごとでなくエリアごとのプランであるのがウレシイ。

先ほども書いたが、筆者が不満に思うのは、通信データ量が海外のプランだと1GBしかないところ。せめて3GBなり7GBなりで7日間使える、ボリュームディスカウントプランを用意してほしかった。とはいえ、このサービス、じつは今月8月1日から正式発売開始されたばかりの、まったく新しいもの。今後の料金の追加、改定なので増えるかもしれない、という期待を持っていたい。

 

 

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